今の60代や70代は元気な方も多い

まず、(1)の「働いて収入を得る」です。働くのなら、フルタイムなのかアルバイト的な働き方なのか、はたまたその中間的な働き方で最近注目されてきている「ちょい働き」なのかで働く期間や収入額が変わってきます。それぞれの働き方のイメージは、図1に示しましたが、そもそもプランニングは「働くことでいくら稼ぎたいのか」を考えることから始める必要があります。

<『これだけ差がつく!老後のお金 55歳から15年で2500万円をつくる』より>

人それぞれで置かれた状況が違うからです。

まだまだ日本は、高齢者が「弱者」とだけ位置付けられていた時の「固定観念」を引きずっています。体力が衰えて働けなくなった高齢者は、「社会として守るべき存在」とする考え方です。

しかし、今の60代や70代は、もちろん人によって個人差はありますが、このような「高齢者」の概念に当てはまらない元気な方が大勢いらっしゃいます。

『これだけ差がつく!老後のお金 55歳から15年で2500万円をつくる』(著:首藤由之/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

なかには80代になってもバリバリ現役のような方もおられます。とにかく皆さん活発です。

かくいう私自身も同様です。ここで、簡単に自己紹介をさせてください。