「こんな夫」を選んでいるのは自分

――では不幸はどのようにしたら良い方向へ変えていけるのでしょうか?

夫のことで悩んでいるとしましょう。「自己憐憫」になって、「どうしてこんな夫と一緒にいるんだろうか」と考えたときに、でも夫を選んでいるのは自分ですよね。

極端なことを言うと、そこまで言うなら別れたらいいのです。でも別れないのはなぜなのかというのをよく考えなきゃいけない。

そこに「責任転嫁」。「この人が悪いから、夫がああだから、こうだから」って言ったところで、でも自分自身はその生活に甘んじてるわけですよね。

そして最後に「(夫に)何かを変えてほしい」と思う「依存心」。だから全部共通しているんです。

「こんな夫で…」って言っても、そんな夫を選んでいるのは自分。そしてあなたは無理やり一緒にいなければならないと言われたわけではない。

だから自分が変わればいい。そこには二つの道があります。