デッドヒートの裏側

イベントにて「競争」をキーワードに選んだのが、鶴屋喜右衛門を演じた風間俊介さん。その風間さんがあげたのは、第25回「灰の雨降る日本橋」にて鶴屋と蔦重が、日本橋に積もった灰を捨てる競争を行うシーンでした。

(『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』/(c)NHK)

風間さん「この場面、競争の最後に『蔦重とデッドヒートをしてください』という監督からの注文だったんですけど、街中に灰が積もっていたので、鶴屋は下駄で登場することになりました。

なのでこのシーン、実は下駄で走っているんです! だからとんでもなく走りづらい!!

そのうえ流星くんの身体能力が、もうとにかく高い(笑)。

『私、そんなにムキになっていませんよ』っていう表情を保っていますが、実際にはめちゃくちゃ大変。

でも監督としては、デッドヒートの場面を撮りたいから『風間さんもちょっと頑張ってもらえますか?』って(笑)。

仕方ないので、流星くんにこっそり『ちょっとだけ、もうちょっとだけ、遅らせてくれない?』と伝えて(笑)。それでデッドヒートにさせてもらってるんです」