散りばめられた”嘘”

今回のドラマのタイトルであり、また物語のカギとなった”嘘”。

(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

序盤から追ってみると、まず信長と同盟を組み、岡崎へと戻る帰途で松平元康が、藤吉郎から「偉くなるにはどうすれば」と問われますが、”嘘”のアドバイスを送ります。

それから小牧山城で開かれた御前試合では「信長に満足してもらうため」と小一郎は武田佐吉をだまし、藤吉郎が勝ち上がる組み合わせを組んでもらいました。

さらに、前田利家との一戦で、木刀を落とした藤吉郎は「自分なら素手の相手に木刀で挑まない」と伝えて木刀を捨てさせますが、さらに利家もやられたふりをして秀吉をだまし、打ち据えます。

その後、信長の前で御前試合での仕込みがばれると「小一郎が勝手に」と嘘をついた藤吉郎。信長から褒められると「自分が考えた」とさらに嘘。その信長から、「鵜沼城主・大沢次郎左衛門を調略せよ」との命を受けたのち、想い人である寧々を前にして藤吉郎が再び嘘を…。

そして小一郎は調略すべく、あさひの夫・甚助とともの夫・弥助の力を借りて「大沢が織田に接近している」という噂をまく策をとります。

最終的に大沢と対面することができた二人。「天の示した道」などと嘘を重ねて調略に臨みますが、そこに噂をばらまいていた犯人として連れてこられた弥助を前に、二人はしらばっくれてしまいます。

さらに信長の元に寝返るべくやってきた大沢でしたが、その従者は毒を塗った”くない”を隠し持っていたと利家から指摘をーー。

と、ざっくりと把握しただけで少なくとも10を超える”嘘”が散りばめられていました。