最初で最後と思った人間ドック

そんなこともあり、とうとう私も人間ドックを受けることにしました。

健康診断や胃がん検診、大腸がん検診はするものの、ずっと人間ドックは受けない派でした。よくある話ですが、万が一、頭の中に何か見つかって、それを気にしながら生きるほうがストレスだから、という理由です。

(写真提供:Photo AC)

最初で最後と思い、還暦を迎えた時に人間ドックと脳ドックを受診したところ、なんと脳ドックで脳血管腫が5〜6つも見つかってしまいました。大きなものは出血の痕まであると聞き、「終わった……」と呆然としてしまいました。帰り道の記憶がほとんどありません。

しかし、脳血管腫は腫瘍ではなく、「海綿状血管腫という静脈の奇形」で、脳ドックでたまたま見つかることも多いそうです。半年後の再検査で「これまでおとなしくしていたものが、突然暴れ出すことはない」と経過観察になり、ホッとしました。

当初の心配通り、頭の中に何か見つかったのは皮肉ですが、自分の健康を見直すよいきっかけになりました。