円井わんの演技に
――庄田はどこでサワを好きになったと思われますか?
どこで決定的に好きになったとするか監督と話し合いましたが、あまり分かりやすくしなくていいとのことでした。庄田には「人の役に立つ」「人に何か教えたい」という教育者としての気持ちがあるので、最初はそんな思いでサワに勉強を教えはじめたのだと思います。単純に女性の教師があまりいないから気になったところもあるでしょう。
会話をするうちに、サワにも「ちょっと遠い存在になっているすごい親友」がいて自分と似たような感じなんだと気づく。それで勉強を教えていると、サワがふと庄田に笑顔を見せたりするんです。こういう表情やしぐさに惹(ひ)かれたのかなと思いながら演じていました。
台本に「サワ、笑顔になる」とは書いていないけれど、円井わんさんが絶妙な機微の反応をくださって二人の関係性のポイントが想定外の所にできていく。それが撮影していて面白かったです。
庄田のプロポーズはすごく早いと思いましたが(笑)、これはおトキさんの後押しがあってこそ。おサワさんの親友から背中を押されたらいけると思いますよね。それでも一筋縄でいかないのが「ばけばけ」です。視聴者の皆さんには、女心をわかっていない庄田にツッコみを入れつつ応援していただけたらうれしいです。
――錦織とのシーンはどんな思いで演じられましたか?
錦織と庄田は親友の割に一緒のシーンが少ないんです。第4週から再会する第17週までかなり開いたのでどうやろうか少し悩みましたが、錦織の目を久しぶりに見た時に多くを語らずともこれだけでいいと感じられました。
でも、帝大卒の資格試験と教員免許の件でやはり気まずさも。山橋西洋料理店で話をした時は、監督からカットがかかった瞬間に僕も吉沢さんも思わず「気まずっ」と言ったほど気まずかったです。
そんな二人の友情と、庄田の教育者としての一面もこれから描かれていきます。庄田としては胃が痛くなることが起きてしまうのですが……どうぞお見逃しなく!
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朝ドラ通算113作目となる『ばけばけ』は、明治時代を舞台に、怪奇文学作品集『怪談』で知られる小泉八雲の妻、セツをモデルにした物語。ヒロインの松野トキ役を高石あかりさん、夫で小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにしたレフカダ・ヘブン役をトミー・バストウさんが演じ、怪談を愛する夫婦の何気ない日常を描きます。
トキの父・司之介を岡部たかしさん、母・フミを池脇千鶴さん、トキの祖父 ・松野勘右衛門を小日向文世さん、ヘブンをサポートする錦織友一を吉沢 亮さんが演じます。脚本はふじきみつ彦さんが担当。主題歌は、ハンバート ハンバートの『笑ったり転んだり』。
【放送予定】 毎週月曜~土曜 ●総合 午前8時~8時15分
●総合 午後0時45分~1時00分(再)
※土曜は一週間を振り返ります
<毎週月曜~金曜>
●BS・BSプレミアム4K 午前7時30分~7時45分 ほか
【 作 】 ふじきみつ彦
【出演】髙石あかり/トミー・バストウ / 吉沢亮/北川景子/ 岡部たかし/ 池脇千鶴/ 小日向文世