母親の血筋は“刀鍛冶”

そもそもなかさんの父親というのは刀鍛冶だったらしい。

もちろん、国宝・重要文化財に指定されるような名刀を打ったアーティストではなく、所謂「数打ち」、戦場で使用され、消費されるような刀を打っていた人らしい。

そうした職人が、社会でどういう位置づけを与えられていたか?

歴史研究は、この階層は文献資料が少ないのでパッと答えられない。すみません。

ですが、ある水準で生活を支えることができた刀鍛冶、ということであれば、その家の娘が嫁いだのは、そこそこ余裕のある農民、という感じはしますよね。

貧しい農民と恋愛結婚、というのはムリがあります。となると、秀吉の父親といわれる木下弥右衛門は、中村という村落の上層にいた人。具体的には半士半農の地侍、もしくは本百姓、という想定でいけると思います。

あ、けっこうな分量になりました。秀吉の縁戚らしい小出・青木については、次回さらに説明していきましょう。

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