「人の悩みの大半は人間関係にあり」といわれますが、人は大抵、「何か」に悩んでいるのではなく、「誰か」に悩んでいるものです。悩ましい誰かに心を奪われていては、ますます悪い運気を引き寄せてしまう。
そんなときは、人間関係の入れ替えが必要かもしれません。今ある人間関係を手放さなくては、新たな関係が入るスペースを空けることができないからです。簡単に付き合いを断つわけにはいかない場合でも、感化されないように、心の距離をとることならできるのではないでしょうか。
正しい選択をするためのポイントは、損得勘定を度外視して、どうすれば自分が機嫌よく暮らせるかに着目すること。自分の心に素直に従う強さを身につけることで、迷いや不安を手放し、運を整えることができるのです。
そもそも縁というのは移ろうもの。親しくしていた友達であっても、互いの環境の変化に応じて関係性にズレが生じることがあります。「最近、あの人に会うと心がざわつくなあ……」と感じたならば、やはり距離を置いてリセットするのがいいでしょう。縁のある人とは再び交流する機会に恵まれますから、寂しくなるかもしれないという心配は、無用です。
私は、付き合いが完全に途絶えていた中学時代の友達7人と50代半ばで再びつながり、今では毎日のようにグループLINEを通じて会話を楽しんでいます。
若い頃はお互いの仕事や結婚相手、子どもの有無など、ともすればライバル心が生じてしまいがちでしたが、60代の今となってはまったく気になりません。他愛のない話をしながら無気に交流を楽しんでいると、心が浄化されて、良い気が流れ込んでくるのを感じます。