(写真:Adobe Photo Stock)
オンラインのサポートやスクールを運営しながら、お悩みを解決するオンライン片付け専門家・伊藤かすみさんは「片づけの一歩は思考から!」と提唱し、これまで800名以上の片付けを手助けしてきました。今回の記事では、伊藤さんが考える「パンパンのクローゼット解消テクニック」をお伝えします。

この時期が「ラストチャンス」で「絶好のタイミング」?

春の気配を感じ始めると、気持ちが浮き立つ一方で、気が重くなるのが「クローゼット」の存在ではないでしょうか。

去年の春から、夏、秋、そして冬。この1年間で増えた服と、衣替えで奥に追いやられた服が混ざり合い、扉を開けるたびにため息をついている方も多いかもしれません。

「いつか片付けよう」と思っているうちに、気づけば3月に…。

しかし実はこの時期こそ、クローゼット整理における「ラストチャンス」であり、「絶好のタイミング」なのです。

今回は、あふれる服と決別し、これから1年を軽やかに過ごすための「3月に行うクローゼット片づけ術」についてお話しします。

その最初のステップとして、まずは現状を直視することから始めましょう。

1年を通して服が増え続け、クローゼットがいっぱいになってしまうと、どのような現象が起きるでしょうか。

当然ながら、服がぎゅうぎゅう詰めになり、物理的に入らなくなります。ハンガー同士が絡まり合い、出し入れそのものがストレスになります。そして最終的には、クローゼットからあふれ出して、行き場を失った服が「床置き」され始めるのです。

では、なぜ今、「3月」に片付けるべきなのでしょうか。

「ゴールデンウィークや年末の大掃除でいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、プロの視点から言えば、特に行事のない3月にしておくのがおすすめです。

年末やゴールデンウィークは、旅行や帰省、あるいは他の家族行事で忙しくなりがち。じっくりと自分の服と向き合う時間を確保するのは難しいと思います。

また、4月からは就職や転職、引越しなど、ご自身やご家族の新生活がスタートする時期でもあります。環境が変わる前に身の回りを整えておくことは、気持ちよく新年度を迎えるための重要な儀式と言えます。