くさらずにやってこられたのは
役者を目指すようになったのは、日本大学藝術学部にいた頃です。当初は教職に就くか普通に就職するつもりで進学したのですが、周りに個性的な人間が多く感化されたのか、何か表現活動ができたらいいなと思い始めたんです。
大学で落研(落語研究会)に入っていたこともきっかけになっているでしょうね。高校の文化祭で漫才やコントを披露するぐらいお笑いが好きだったので、落研でもお笑いができると聞いて入ったんです。
でもそこは、しっかり古典落語をやっているところで。人が書いたもともとあるお話を自分なりに表現していくという、演技にもつながるようなことが面白くなったんですね。それから俳優という道を考え始めて、映画や演劇をたくさん観るようになりました。
最初は落語の道に進むことも考えましたが、落語は下積みが必要ですし、一人でやるものだから怠け者の僕はサボってしまうだろうなと(笑)。じゃあ芸人はとなると、お笑いの世界ではもっと残れる気がしなかった。
それで、芝居は人と一緒に作るからサボらずに済みそうですし、若いうちに世に出られる可能性もあるなと思って、挑戦したんです。