こういう暮らしも案外平気

また、原始的でさえある建物や諸施設は、見た目こそ簡素であるものの、どこも掃除が行き届いていて清潔。これはひとえに施設管理者や住んでいる子供たちの高い意識と努力の賜物です。

高床式住居は風通しがよいためか、高温多湿の山中とは思えないほど涼しく快適で、エアコンがなくても平気でした。

もっとも不安だったトイレと風呂でさえ、3日も経てばどうってことなくなっていました。全員ベジタリアン生活だからでしょうか? それとも用を足すごとに水できれいに流すからでしょうか、トイレはほとんど臭いもなく、もちろん虫が湧くようなこともありません。日本のぽっとん便所(汲み取り式便所)のほうがよほど不潔で臭いというものです。

お風呂に関しては、タイではそもそもお湯を使って体を洗うという習慣がないそうなので、ないものねだりしても仕方ない。あまり透明度の高くない水には閉口したものですが、慣れとはすごいもので、そんな水で洗っても特に不都合はないとわかってくるとだんだんなんとも思わなくなりました。

食事に至っては、敷地内の畑で栽培しているフクロタケやヤングコーンをふんだんに使った野菜料理の数々があまりにおいしく、日本に帰ってもベジタリアン生活をしたい! と思ったほどでした(帰国後すぐ、そんな思いは雲散霧消したのですが)。

私、案外こういう暮らしも平気なのね。

自分でも意外な発見でした。