東の窓辺。庭で摘んだ花を生ける。(写真提供:『今だからわかること 84歳になって』/KADOKAWA)

4年前からフェイスブックを始めて、今では毎日の楽しみになりました。昔であれば、連絡を取るのは電話や手紙でしょうが、今は気軽にひと言、ふた言発信するだけで、反応があります。

話題は色々で、旧知の人とは、昔話から世の中の問題まで。映画を話題にすると面白くて、美形を誇ったあの役者が今ではしわしわのおじいちゃんになっちゃった、とか。

2023年に開催した「末盛千枝子と舟越家の人々」展の図録が出たことを載せたら、翌日には100以上の反応があって、嬉しすぎて、時代にはかなわないと思いました。

知らない方からのメッセージにもドキドキします。私の作った本に感想をくださる方もいて、気軽にコンタクトを取ってくださるのは、この時代ならではの本当にありがたいことです。

 

※本稿は、『今だからわかること 84歳になって』(末盛千枝子:著/KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

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今だからわかること 84歳になって(著:末盛千枝子/KADOKAWA)

年を重ねると物事への理解が深くなって、これまでの経験が「そういうことだったのか」と思えて楽になるのよ――。
上皇后美智子様の長年の親友で、彫刻家・舟越保武の長女。舟越桂、直木の姉。名編集者として活躍するいっぽう、私生活は荒波にもまれた。84歳の今、岩手山を望む家に一人で暮らし、自然のリズムに合わせて穏やかに呼吸する。