久秀と言えば…

あらためて、「豊臣兄弟!」において大和国の武将・松永久秀を演じているのは竹中直人さん。竹中さんと言えば1996年に放送された大河ドラマ『秀吉』で主人公の豊臣秀吉を演じたことがよく知られています。

『秀吉と秀長 天下統一の軌跡』(著:濱田浩一郎/内外出版社)

11話では、久秀と信長の対面も描かれていましたが、その中で久秀は「室町幕府の13代将軍・足利義輝殺し(1565年)は濡れ衣だ」と語る場面がありました。

久秀と言えばかつては“将軍殺しの武将”として知られていました。

たとえば江戸時代中期に成立した逸話集『常山紀談』(著者は儒学者の湯浅常山)には、信長と徳川家康が面談した時、信長は「この老翁(久秀のこと)は世の人の成し難きことを3つなした者だ。1つは将軍を殺した。2つは己の主君の三好氏を殺した。3つは南都の大仏殿を焼いた。それが松永と申す者だ」と紹介した、との逸話が掲載されています。