これを知った某市役所固定資産税課の職員は、その日のうちに未課税の離れの広さを測りにきました。幸い遡って課税されることはないとのことですが、来年度からはこの分の固定資産税が追加されるので、合計で8万500円ほどになると覚悟しています。
義父は大工仕事が趣味で、この離れも自慢の一つでしたが、まさか固定資産税の課税額が増えることまでは気が回らなかったようです。
義兄は古い家だし潰して売ったほうがいいと言いますが、安易にできない事情もあります。この家は崖地の上に建っているため、「崖条例」の対象となり、再建築する場合はもっと崖から離れた安全な場所にする必要があるのだとか。
売れる見通しが立たないと知ってか知らずか、義兄は自分の持分を私に贈与し、今後は関わりたくない、税金から解放されたいと言ってきました。
かくして私は、シロアリ駆除費用48万円を払うとともに、義兄の持分贈与を受け、贈与税160万円と不動産取得税25万円ほどを払うことになりました。今後もいつか手放す時まで、生涯、税金や各種費用を払っていくことを覚悟しています。
ここまで頑張った理由は夫の存在。自分が相続した土地のことで、近隣に迷惑をかけたくない気持ちもありますが、彼の地元に行くと、何だか夫が近くにいるような気がしたのです。大変な手間がかかりましたが、夫を心の支えにし、今では一仕事をやり遂げた後の充実感で満たされています。