春から新しく始まることも
さて、別れがあれば始まりがあるもので、人は同じところに留まり続ける事は事は出来ない。仮に物理的に同じところにいたとしても昨日と今日とでは違うものだ。少しでも何か良い方向に進んでいる事が大切だと私は常日頃思っている。
行動まで至らなくても、自分と対話し思考の中で方向性や、やりたい事とやるべき事が描けるだけでも、考え始める前の自分とはすでに違っていて、前に進んでいると私は思う。
狂言師の一生は修業の道である。でもその修業は、技を磨いている時だけでは無く日常の中で鍛えられる部分も多くある。この春私は、また新しい鍛錬の場を与えていただいた。昨年より本郷にある東京大学の教育学部で非常勤講師として狂言の授業を受け持っているのだが、今年は「狂言の実践と型の身体表現」として、狂言のみの授業を新しく展開する事になった。
そんな私の心に浮かぶのは、師匠直伝の狂言師としての心構え「素直な心」で「生涯精進」。
桜吹雪の中、共に良いスタートをきれますように!
