(写真:Adobe Photo Stock)
オンラインのサポートやスクールを運営しながら、お悩みを解決するオンライン片付け専門家・伊藤かすみさんは「片づけの一歩は思考から!」と提唱し、これまで800名以上の片付けを手助けしてきました。今回の記事では、伊藤さんが考える「部屋と家計の整頓術」をお伝えします。

「捨てられない心理」にとらわれると…

日々、さまざまなご家庭を拝見していると、お金の管理がうまくいっている家庭には共通点があります。

それは、「何にお金を使うか」という基準がはっきりしていることです。

その結果、本当に必要なモノだけが厳選されているため、家の中に無駄なモノが増えにくく、自然とすっきりとした空間が保たれています。

一方で、「お金が貯まらない」と感じているご家庭では、「捨てられない心理」が強く働いているケースが少なくありません。

「これは高かったから」「せっかく買ったものだから」と、手放すことに抵抗を感じ、「捨てる=お金を無駄にすること」と捉えてしまうのです。

さらに、「また必要になったとき買い直さなくてはない」という不安もまた、不要なモノを抱え込む原因に。こうした心理によって、結果的に家計に負担をかけてしまうのです。

また、所得層による、「散らかり方の傾向」も見られます。

お金に余裕がない家庭では、「安さ」に惹かれて不要なモノを買ってしまうことや、在庫を把握できず同じモノを何度も購入してしまうことが起こりがち。

一方で、収入に余裕がある場合では、「気に入ったもののまとめ買い」や、「知らないうちに増えていくサブスクリプション」など、モノやサービスの管理が甘くなっているケースが数多く見受けられます。

モノが多い環境は、知らず知らずのうちに心に負担をかけています。

例えば、書類の山に埋もれて大切な通知に気づかず、支払いが遅れて焦る。あるいは、すでに持っているものをまた買ってしまい、後悔する。

こうした“見えにくい無駄”が積み重なることで、気づかないうちにお金は流れ出てしまし、心の負担が増すのです。