(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

天下人・豊臣秀吉…ではなく、その弟・秀長が主人公!これまでになかった視点からダイナミックに描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。兄を支え続けた“もう一人の豊臣”にスポットが当たることで映し出される新たな戦国の世界が話題です。そこで歴史家で作家・評論家の濱田浩一郎さんに、ドラマをもっと楽しむための”ツボ”を解説していただきました。

長政の裏切りで戦況が一変

大河ドラマ『豊臣兄弟!」第14話は「絶体絶命!」。

元亀元年(1570)4月、織田信長は越前国(現在の福井県)の金ヶ崎城(敦賀市。城主は朝倉中務大輔)を攻め、これを攻略します。

しかしその直後に舞い込んできた、北近江の浅井長政が信長を裏切ったとの知らせに戦況は一変します。

いわゆる「金ヶ崎の退き口」です。