瀬々監督からは「だから気が強い」
<『未来』の監督は、『ラーゲリより愛を込めて』などで知られる瀬々敬久さん。黒島さんは、映画『ストレイヤーズ・クロニクル』(2015年)以来、2回目の瀬々監督作品となる>
『ストレイヤーズ・クロニクル』の頃、私は高校生。「お芝居って何だろう」と悩んでいた時期でした。この作品で初めて、「お芝居で気持ちが通じ合うこと」を経験したんです。『未来』でも真唯子役を通して、章子や共演した子どもたちと心が通じ合えました。改めて瀬々監督の作品に参加できたことが、すごくうれしいです。
瀬々監督は少年のようにチャーミングで面白い方。真唯子の大学時代を撮影していたある日、瀬々監督から「黒島さんは長女か末っ子か」と突然尋ねられて。「長女です」と答えたら、「気の強さはそこから来ているのか」と言って、瀬々監督はそのままどこかに行ってしまいました。
実際、私は気が強いほうだと思います(笑)。真唯子は、大学生から社会人にかけて時間とともに大きく変化する役なので、「気が強すぎてもダメかな?」「大人になるにつれもっとおおらかに、優しく包み込むような変化をつけたらいいのかな」と考えさせられました。