大人も救われないと

<章子を気にかける真唯子だが、自身も大学時代に大きなトラブルに巻き込まれていた。その時そばにいてくれたのが、同じアパートに住む学生、原田勇輝(坂東龍汰)だ>

つらい状況に陥った真唯子を、原田君が気にかけてくれる場面があります。真唯子は原田君をちょっと拒否しつつも、自分を思ってくれる存在がいることで救われた部分があるし、その存在が希望につながっている。

章子の母親の文乃も過去に壮絶な経験をしています。真唯子も文乃もそれぞれが問題を抱えながらも、章子という守らなければならない存在がいることで立ち上がる。私自身も出産して家族が増えたことで、より「守るべき存在がいる」ことを意識するようになりました。

黒島結菜さんの写真
映画『未来』に主演する黒島結菜さん

ただ、人のことを気にかけるって自分に余裕がないとできない。子どもたちの未来を守ることはもちろん大事ですが、子どもだけでなく大人を助けることも必要だと感じました。