「お互いの美意識に理解があるから、〈徹子さんが好きそうなもの、あのお店にありましたよ〉と情報交換もできる」(田川さん)

徹子さんの母からの手紙

田川 初めて『徹子の部屋』に出演させていただいた後に、お母様の黒柳朝(ちょう)さんがお手紙をくださったんです。アンティークビーズバッグのコレクターとは知らずに文通が始まり、いろいろビーズや刺繍についての知識やアドバイスをくださいました。

黒柳 母と田川さんが文通していたことを後で知ってびっくり。

田川 朝さんは、コレクションを2つの博物館に寄贈した後、1800年代のビーズ刺繍のタペストリーを1点だけ手元に残していらした。「あなただったら私がこれを残した理由がわかるだろうし、ほかの人にも見せるチャンスを作れると思うから、差し上げたいので取りにきてほしい」と言っていただいて。

2023年に田川啓二美術館を開館して、朝さんのタペストリーも展示できたのは本当によかったと思いました。

黒柳 趣味が合う友達は本当に貴重なんですよね。田川さんと友達になってからは、いろいろな骨董市や海外の蚤の市に一緒に出かけたわね。