「首」を前に新年を寿いだ

その珍奇な肴とは前年に討ち取った朝倉義景、浅井長政・久政父子の首だったのです。

『秀吉と秀長 天下統一の軌跡』(著:濱田浩一郎/内外出版社)

漆で固め彩色された3人の首が折敷の上に置かれ、酒の御肴として提供されたのでした。

敵将の首を前にして、信長とその親衛隊は謡いを楽しんだのです。

この行為は敵将への敬意を示すものとの見解もありますが、『信長公記』にはこの時、信長は大いに喜んでいたと記述されています。