二日目。呼び鳴きの声がやまない。でも、猫じゃらしを出すと、屈託なくぴょんぴょん遊び始めた。エリックやメイやテイラーが次々に近づいて、にらみあいの挨拶をするようになったが、もうジェシーは、しゃーを言わずにいられる。
猫じゃらしにエリックが加わってきた。遊びながら、エリックは、ちょいと仔猫に触ってみた。ちょいとおおいかぶさってもみた。いやがられないけど、相手はもろくて小さく自分は大きく、なんだかうまく遊べない。
テイラーは、ジャングルの虎みたいな姿勢で仔猫の後をつけていった。チトーは、野犬みたいな忍び足で(野犬なんだが)、仔猫に近づいていった。
ジェシー、猫たちにはもう、しゃーを言わない。チトーにも、初日みたいな怒りと威嚇の連続アラート声は出さない。「なんかこわい」という声は出すけど、それは当然だと思う。大きいし、猫のマナー知らないし、興味がありすぎて近寄ってガン見するし。
三日目。エリックとジェシー、取っ組み合いのコツがわかった。おいかけっこもするようになった。チトーが入りたそうにみつめている。遊んでいないときのジェシーは、呼ぶ声で鳴きながら、間断なく家の中を歩いている。すっといなくなる。物陰に隠れて仮眠してるんだと思う。やがて出てきて、また細い声で呼び続ける。台所の隅のカゴに鈴木さんのタオルを敷いてみた。ジェシー、カゴに飛び込んだとたん、呼ぶ声とは違う「みつけた」「みつけた」みたいな声を出して、全身をすりつけた。
