(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

天下人・豊臣秀吉…ではなく、その弟・秀長が主人公!これまでになかった視点からダイナミックに描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。兄を支え続けた“もう一人の豊臣”にスポットが当たることで映し出される新たな戦国の世界が話題です。そこで歴史家で作家・評論家の濱田浩一郎さんに、ドラマをもっと楽しむための”ツボ”を解説していただきました。

寛容な姿勢を見せた信長だったが…

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第20回は「本物の平蜘蛛」。

同ドラマにおいて松永久秀は竹中直人さんが演じています。

天正5年(1577)8月、久秀は突如、織田信長に謀反し、居城の大和国・信貴山城に籠城します。

信長は「どのような事情があるのか。存分に思うところを申せば、望みを叶えてやろう」と当初は寛容な姿勢を見せますが(『信長公記』)、久秀はそれを拒否し、戦う覚悟を示します。