ミクニはソニックの胸倉から手を離し、椅子に座ったものの、息は荒く、まだ興奮している。
――何がそこまで彼女を怒らせたのか……。
青峰は頭が痛くなってきた。自分たちは、楽しくゲームの話をするために集まったのではなかったか?
「まあまあ」とモリシーがミクニをなだめる。「ソニック君はあくまでも考察を楽しんでいるだけなんだから。そうと決まったわけじゃないし」
「でも、でも許せないよ、こともあろうにカロン様なんて……」
青峰は遅ればせながら「様」という敬称に気付いた。そんなに強い思い入れがあったのだろうか?
確かに、ミクニはダルマ編のシナリオを真っ先に攻略していた。ダルマ族に何かの思い入れがあると考えることも出来るが……。
