「しかし、根拠は?」モリシーが間をとりなした。「いくら疑わしいと言っても、カロンが犯人という根拠がないと……」

「このテーブルでは本来、ミクニさんに任せるしかないんスけどね。ダルマ編のシナリオをクリアしているのはミクニさんだけなんだし……」

「フーンだ、あたし、何もしゃべらないもん。敵に塩送るようなマネするわけないでしょっ! べーっだ」

 ここまでくると子供のケンカである。青峰は開いた口が塞がらず、まだ会話に交ざることが出来ない。

「根拠は、さっきも言った砂嵐での消失トリックです。変化の杖があれば、メグル姫に変装出来る。それでカケルを誘い出していた。変装を解除すれば、ダルマ族の岩肌を利用してその場に隠れられる」

「でも、別の人物がダルマ族に変装したと考えてもいいんだろう? ソニック君も、さっきはそう言っていた」

「そう、そこでさっきのアオさんの発言が重要になるッス」

「また、俺か……」

 青峰は、期せずして重要なカギを握らされるこの展開に、もはやうんざりしていた。