公安あるある その4 「家族へのカミングアウト」

実は結婚当初、妻に公安であることは伏せ、普通の警察官だと言い張っていた。

初めて公安であることをカミングアウトしたのは、外務省に出向して外国にある日本大使館に着任した時のこと。その理由は、他の外交官とはまったく違う動きをしている私のことを、妻が不審に感じたからだった。

ある日「あなた、本当の仕事は何なの?」と訊かれ、結婚10年目にようやく告白したのだ。

妻は家族の安全が脅かされると思い、非常に怖がった。「警備員とボディガードをつけるから」などと説明して、なんとか納得してもらった。