「このわしが、上様の思いを継ぐ」
またドラマの終盤では、戦で深手を負った与一郎が、長浜城でついに息を引き取ります。
城に戻り、与一郎の死を知った秀吉は「無念じゃ」と一言。
これに対し姉のともは、戦の采配を振るっていた秀吉のことを激しく責めるのでした。
しかし秀吉は「今は、小一郎のところに行ってやらねばならぬ。すまぬ」と静かに告げ、その場を立ち去ります。
この様子にともは、「今の…藤吉郎よね…?」と戸惑いを隠せません。
一方、小一郎は、与一郎が好きだった干し柿を頬張りながら息子の死を悲しんでいました。
百姓から侍になり、どれほど出世しても、戦によって多くの人が死ぬ世の中は何も変わっていない…。そんなやりきれなさを口にする小一郎。
弟を抱きしめ、秀吉はこう宣言するのでした。
「信雄様でも、信孝様でもない。このわしが、上様の思いを継ぐ」と。
さまざまな感情を抱えた秀吉が、天下取りへと踏み出す瞬間でした。