<あらすじ>

田之上屋で小川(甲斐翔真さん)と話したりん(見上愛さん)は、家に帰ってきて直美(上坂樹里さん)と向き合う。

ある雨の日、横沢(井上祐貴さん)とシマケン(佐野晶哉さん)が一ノ瀬家の近くで、鉢合わせになる。

花を持っているシマケンに対して、「また、墓参りですか?」と言う横沢。

横沢は「私はあなたより、りんさんを幸せにできる」とりんの家族ごと養うことができると言う。それに対してシマケンは「そう思います」と答えた上で、「僕がりんさんを幸せにするとは言えない。だけど、ほかのだれかといるのも嫌なんです!嫌だ!」と感情を爆発させた。

りんの人柄について、「監獄への面会に来た時も赤痢の防疫の時も立派だった」という横沢。一方で、シマケンは「りんさんだってきっと怖かったはず。初めから立派な人のように言うな」と言い返す。

(『風、薫る』/(c)NHK)

そこで、横沢が「そんなりんさんに島田君は花を持ってくるだけですか?」と淡々と指摘すると、黙り込むシマケン。それを見た横沢が一ノ瀬家の玄関へ行くと、傘を持ったりんが立っていた。

無言のりんの表情から、シマケンを選んだことを察した横沢は、「やっぱり、面白い人だなあ。わざわざまっとうな道を外れるとは」とつぶやいた。

シマケンに傘を差しかけるりん。

シマケンは「りんさん。横沢さんのいう通りだ」と言い、りんの方に傘を傾ける。そして「あれもこれもと望むだけで、力がない。これで最後のつもりで書評もやめて、退路を断って小説の執筆にすべてを注ぐ」と宣言。「だから…」とりんをみつめるシマケン。

りんは「待ちます」と優しく笑うのだった。