こんな企画はどうでしょう

久保 本当はテレビに映るのは好きじゃないけれども、テレビのいいところは、「仕上げまで私が頑張らなくていい」ってところで。服も用意してくれる。化粧もしてくれる。弁当も食わせてくれる。  

ヒャダ そうですね。命ひとつあればいいですから。  

能町 じゃあマンガよりむしろ、テレビがいいんですね?  

久保 「今までどの仕事が一番楽だったか」と言ったら、テレビです。

一同 (笑)

久保 テレビと、あとラジオですね。でもラジオは能町さんが一緒にいたからで、テレビもこの二人(みねヒャダ)がいたからで。全然気が合わない誰かと何かやるんだったら、たぶん「テレビつらい」となるけど、二人のおかげで、テレビは楽でいい思い出しかない。  

能町 テレビとマンガだったら、どっちがいいですか? 究極の選択です。  

久保 ……テレビ。  

ヒャダ (番組スタッフに)どうです? 何かないですか?

スタッフ 私が言うのもアレですけど、「旅に出たらいいんじゃないかな」と思ったんですよね。旅で食べたものとか、話したこととか、感じたこととか、旅から発生するものをきっかけにして、何か妄想みたいなものを描く……というのを勝手に思ってました。  

久保 前にその企画をいただいて、私が旅をやるとりゅうちゃんを預けなきゃいけなくなるからってことで話が流れたんですよね。あと締め切りを守れなくて、そのことで(スタッフと)仲がこじれるのは嫌だなって思って。  

能町 BSでやってたヒロシの駅前食堂の番組(「迷宮グルメ 異郷の駅前食堂」)とか、六角精児の電車旅の番組(「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」)とか、あれ系ので女性一人の番組、あんまりないですよね。

ヒャダ 岡本さん(*)を連れていきゃいいんですよ。
*「久保みねヒャダ」演出担当の岡本舞。  

能町 そうか。岡本さんが話し相手になればいいんですよ。  
  
久保 「岡本一人いればいい」みたいな。  

能町 「久保旅」見たいな。  

ヒャダ  見たい!  

久保 自分の一人語りに自信がないんだよ。  

能町 一人語りじゃなくて、岡本さんに向かってしゃべればいいんですよ。  

久保 そうか、伊集院さんがずっと構成の渡辺くん(*)に話しているみたいな。
*TBSラジオ「伊集院光 深夜の馬鹿力」で、かつて構成を担当していた渡辺雅史。放送中スタジオ内にいて、自ら話すことはないが、笑い声のリアクションはあった。
  
スタッフ お店の人と話すこともあるから、たぶん完全に一人にはならないんじゃないですかね。久保さん、旅でめちゃめちゃハッスルするじゃないですか。それが見たくて。  

久保 ハッスルしてましたね、今日は(*)。
*この日のライブで上映された「久保みねヒャダ 宮崎旅」。  

能町 久保さん、海に行くとテンションが上がるから、海に行きましょう。「久保ミツロウの『海が見たい』」というタイトルで。  

ヒャダ 「海が見たい」いいですね。日本なんて海だらけですから。  

能町 いろんな海に行きますか。漁港。  

ヒャダ 行く先々で出会った、海の男、海の女たちの絵を描いてプレゼントする。そうか、山下清だ!

一同 (笑)  

能町 「僕ぁ、新鮮な魚が食べたいんだな」  

ヒャダ どうですか。今までの話を聞いて。  

久保 いいけど……今はこのメンツで話してるから面白いけど、これを他人に理解してもらえるのか。  

ヒャダ 「久保みねヒャダ スピンオフ」みたいなくくりでもいいかもしれないし。  

能町 たまにゲスト参加しますよ、私たち。  

久保 つらいから来て。

──まだ始まってないでしょ(笑)。  

久保 まあ愚痴ばっかり言っててもしょうがないね。お金ってなんだろう。  

ヒャダ お金は働いたら入ってきます!

2026年6月7日のこじらせライブより