人が出会い、お互い学び合うこと
「本当に毎日いろいろやることがあって、忙しいぐらいね」と、住人の津野田京子さん(93歳)も頷く。津野田さんは2人の子どもを育てた後、義父母を100歳近くになるまで介護し、夫を看取ってここに入居。若いころからの和裁の仕事も、最近まで続けていた。
お部屋の様子を見せてくださるというので、歩行器ですいすい歩く後ろをついていくと、通りかかった別の住人が「あとで私の部屋に寄って」と声をかける。女子寮のようで、なんだか楽しそうだ。
部屋にはたくさんの布と植物、中央にはミシンと作りかけの作品があった。好きなものに囲まれた幸せな空間だ。
「今でも毎日小物や何かを作っています。ここでは好きなことだけやればいいから天国」