本が売れた時代
もうひとつ、この時期に占い関連のベストセラーが続出したのは、出版景気に沸いた時代だったこととも無縁ではないでしょう。
経済成長にともなって出版界が活気を帯び、当時はとにかく「本が売れた」時代。各社が世界文学全集や日本文学全集、百科事典などの全集ものを出し、高価な本もどんどん売れました。
ちなみに出版業界の総売り上げは、64年には約2000億円でしたが、68年には約3600億円に。まさに成長産業だったのです(『日本雑誌協会 日本書籍出版協会50年史』より)。
その後も総売り上げはどんどん増えていき、出版業界のピークは96年といわれています。