ノストラダムスの大予言
オカルトという言葉が世に広まり始めたのは1973年頃。この年、衝撃の本『ノストラダムスの大予言 迫りくる1999年7の月、人類滅亡の日』(祥伝社)が出版されました。著者は五島勉(1929~2020)で、翌74年上半期のベストセラーに。そして79年、『ノストラダムスの大予言 1999年の破局を不可避にする大十字』(祥伝社)が出ます。
この2冊目の本で、太陽系の各惑星が地球を中心に十字形に並ぶ不吉な星の配置「グランドクロス」という言葉が流行りました。その後、五島のノストラダムスものはシリーズ化され、1998年まで全10冊が刊行されます。その部数たるや、累計350万部とか!
最初の本が出たときはまだ5歳だったので、リアルタイムでは読んでいません。ただ、物心ついた頃には「ノストラダムス」は共通語といっていいくらい、みんな知っていました。
のちに最初の本を読み、「1999年に人類は滅亡するんだ」と、すごく怖い思いをしたのを覚えています。一方で、子ども心に「うさんくさいぞ」という思いもあったのです。結局、五島の本にはそれほど興味が湧かないまま、ノストラダムスに深入りはしませんでした。
