加賀まりこさんと久々の共演 

加賀さんとご一緒するのはすごく久しぶり。最初の共演は、私が20歳くらいの時に出演した蜷川幸雄さんの舞台『ハムレット』(1998年)で、加賀さんがハムレットの母親・ガートルード役で、私がハムレットの恋人のオフィーリア役でした。その後は、NHKのドラマ『櫂』(1999年)でご一緒しましたが、この時以来の共演です。 

加賀さんの率直さやチャーミングなところは相変わらず(笑)。私にとって加賀さんは「正直に話さないといけない人」なんです。

うまいこと言っても見透かされてしまうような感じがあって、今もその印象は変わりません。加賀さんは舞台をはじめ、いろんな作品をよくご覧になっていて勉強熱心。見習わなくちゃいけないところもたくさんある方です。 

(『ブラッサム』/(c)NHK)

『ブラッサム』では、岩国の錦帯橋で加賀さんと撮影をさせていただきました。橋の真ん中辺りに行くために、階段の上り下りが結構あって。加賀さんはお着物でしたから、一歩ずつ足元を確認しながら歩いていたんです。でも、撮影ポイントまで到達した瞬間に、顔をあげて、景色を見渡された。その姿を見て「珠さんだ!」と感じたことがすごく印象に残っています。