就職を急がせるより、心身の状態を確かめて

息子が大学に通えなくなった背景について、大学に馴染めなかったことや、学ぶ意欲を失ってしまった可能性を指摘する声がありました。

「多分大学に馴染めなかったんだろうと思います。学部が自分にとって魅力のあるものではなく学ぶことに意味を見出せなくなってしまったんではないでしょうか。いずれにしても、ずるずるしても同じなので退学の方向であっていると思います」

一方、意欲の低下には、心の不調が関係している可能性もあるといいます。

「『意欲が持てない』『やる気を出そうとしても空回りしてしまう』なら、適応障害やうつの可能性もあります。一般的に『サボリ』とか『怠惰』に見えてしまうのですが、本人にもどうにもできない事もあります」

また、発達特性の有無をめぐっても、診断を受けること自体を目的にするのではなく、親子が抱える困難を整理し、今後の対応を考えることが大切だという意見が寄せられました。

「本当に考えるべきなのは『どうすれば大学に通わせられるか』ではなく、『この親子は何に困っていて、これからどうすればそれぞれが適切に判断し、行動できるようになるのか』ではないでしょうか」