<ストーリー>
時は19世紀。ロンドンのドルーリー・レーン劇場には〈灰色の男=グレイ〉と呼ばれる有名なシアター・ゴーストがいた。彼は芝居をこよなく愛し、裏切りにあって命を落とした元決闘代理人。彼が客席に現れるとその芝居は必ず成功すると言われている。
ある日、彼のもとに一人の令嬢が現れ、「私を殺してほしい」と懇願する。彼女の名は、フロー(フローレンス・ナイチンゲール)。フローは看護の道に進むことが使命と信じながらも、看護婦を卑しい仕事と蔑む世間の風潮と家族の反対に抗えず、自らの生きる意味を見失い、死を望んでいた。最初は拒んだグレイだが、フローが「絶望」の底に落ちた時に取り殺すことを条件に願いを引き受ける。
死を覚悟したことにより、看護の道を突き進むことを決断したフロー。クリミア戦争での傷病兵を収容するスクタリ陸軍野戦病院へグレイと共に赴く。現地では「女性に看護はさせない」という軍からの強い反発が待っていたが、フローは力と知恵を振り絞り、数々の困難、そしてグレイの期待する絶望を撥ね除け、自らの理想に向かって突き進み始める。グレイもそんなフローの情熱に魅せられ、次第にフローの手助けをするようになり、いつしか二人は不思議な絆で結ばれていく。
スクタリ陸軍野戦病院の改善も進み、フローは「クリミアの天使」と呼ばれるようになっていた。しかし、そんな彼女の活躍をよく思わない人々もいた。野戦病院を管轄する軍医長官のジョン・ホールもその一人。フローの活躍によって必死に築き上げてきた自らの地位を失いかけたホールは、自身に取り憑くゴーストのデオン・ド・ボーモンに、彼女を亡き者とするよう命令を下す。生前は決闘代理人だったグレイとデオンには、ある因縁があった。
ゴーストとしてデオンと再び対峙したグレイは、命を狙われるフローを守ろうとするが…。
■上映情報
期 間:2027年1月22日(金)~2月4日(木) 2週間の限定上映
上映館:新宿ピカデリーほか全国の映画館
上映映像:2025年収録 名古屋公演映像
配 給:松竹ODS事業室
※上映館一覧・チケット料金など詳細は、決まり次第順次劇団四季オフィシャルウェブサイトで告知する。