ご飯はほぼ私が作っていますが、今では料理を大量に作ることにも慣れ、手抜きのコツも習得したので、さほど負担ではありません。お昼は惣菜を買ってきて、おにぎりだけ握ってやることもあるし、「庭でバーベキューするよ!」と指示を出して、準備は親たちに任せることも。

洗い物が大変なので、紙皿や紙コップを用意するなどの工夫もしています。食費は正直かかりますが、親たちが食材を持ってきたり、ご近所さんから「大変でしょう」と米や野菜のお裾分けをいただいたりして、助かっています。

孫たちを楽しませるための準備は夫の領分です。夏場なら、直径4メートルの巨大プールを用意したり、竹を切ってきて流しそうめん台を作っておき、いざ集まってきたら、あとは興味の赴くままに遊ばせたり、というのがこのところのやり方です。

自然が豊かな地域ですので、東京から来た孫たちは興奮して外へ遊びに行くのですが、よくトラブルが起こります。なにしろ野遊びに慣れていないので、川に裸足で入って石で足を切る、枝振りを確かめずに木登りをして枝ごと落ちてしまう。

初めのうちは、なんとか事故を防ごうと頑張っていたんですけど、ゼロにするのは無理と気づいて。今では、「病院に行く事態にならなければよし」と割りきっています。すぐ応急処置ができるように、救急セットを用意しておくくらいかな。

心配のあまりあれこれ口うるさく禁止するのではなく、セーフティーネットを張ってやるのが大人の役目だと考えています。私もばぁば歴が長くなり、「ベテラン」の域になりましたから、肩の力が抜けてきたのでしょうね。せっかくみんなが集まるのだから、ある程度はやるけれども、どこかからは手放す。孫とのつき合いでは、その線引きをしっかりすることが大切ではないでしょうか。