糖質コントロールで守るべき5ヵ条

成功させる5つのポイントを紹介します。今日から食生活を見直してみませんか?

 

【1】通常の半分弱の量が目安

現在、日本人の1日の糖質摂取量は平均270〜300g。糖質制限を実践するには、その半分弱に抑えるようにしましょう。

「まずは、ご飯やパン、パスタ、うどんなどの主食の量を減らすことからスタート。併せて、イモ類や果物類、スイーツなど、糖質が多く含まれる食べ物の摂取も控えるようにしましょう。主食はしっかり食べたいという人は、市販されている糖質オフのご飯や麺類、パスタなどを選べば、糖質を抑えながら満足感も得られます」(麻生さん。以下同)

適正な量の糖質を少しずつ摂取することで、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。1日分の糖質を1食で摂るのではなく、3食に分けて摂るようにしましょう。

●基準は、1日の糖質摂取量70〜130g

主食から20〜40g×3回、間食などから10gの糖質を摂取する場合、以下を目安にトライしましょう

・主食の糖質30gの目安
 ご飯(精白米) 82g(子ども用お茶碗1杯弱)
 食パン 67g(6枚切り1枚強)
 フランスパン 55g(長さ8㎝弱)
 パスタ(茹で) 112g(1皿の1/2強)
 うどん(茹で) 150g(1人前の2/3弱)
 そば(茹で) 120g(1人前の1/2)
 中華麺(蒸し) 82g(1人前の1/2強)

・それ以外の糖質10gの目安
 ジャガイモ 中1/2個
 サツマイモ 中1/2個
 イチゴ 9個
 バナナ 1/2本
 キウイフルーツ1個
 アーモンドチョコレート4個
 チーズケーキ1/3個
 カステラ1/3切れ

 

【2】血糖値を乱高下させない食べ方

食事をする際は、食物繊維、タンパク質、脂質を先に食べておくと血糖値の上昇が抑えられます。

「野菜が先でも肉が先でもかまいません。大切なのは糖質を最後に食べることです」加えて心がけたいのが、しっかり嚙んでゆっくり食べること。

「順番を意識しても、ろくに嚙まずに急いで食べると、血糖値が上がりやすくなるのです。よく嚙めば食材の甘みが感じられ、少量でも満足感が得られます」