自粛の反動で、羽目を外さないか

一方、両親は「知っている人の誰もいない街で、コロナにかかったらどうするのか」と帰郷を促した。「帰る、帰らない」でバトルの末、息子は実家に戻ったが、親子関係はギクシャクしたまま、4月を迎えた。

「どれくらい自粛生活が続くのか。授業がいつから始まるのか、まったくわからない状態でした。毎月家賃10万円の出費は痛いですが、もう1度物件を探して引っ越すという費用対効果を考えると、ほかに選択肢はなかった。このまま頑張って払い続けようと――」

9月まではオンラインで授業を受け、10月から対面授業が開始されることになり、息子はやっと再び上京。料理好きとあって、電気圧力鍋でシチューを作って「めっちゃおいしかった」とLINEで知らせてくるなど、待ちわびたひとり暮らしは順調にスタートしたようだ。しかしこれまでの自粛の反動で、羽目を外さないかと母親としては気がかりである。