基本のタッチング
リズムを整え、リラックスした状態を作り出す
手の甲から上腕にかけては、精神を落ち着かせてくれる神経が通っています。前ページで紹介した3つのポイントを守って、【A】上腕のタッチングをやってみましょう。手が冷たいと効果が弱まるので、両手をこすり合わせて温めてから行います。手だけに意識がいきがちですが、深く呼吸するのを忘れずに。疲労が溜まっているときは、優しい圧でゆっくりと行うのがコツです。
知らず知らずのうちに、私たちは体に力を入れてしまっています。緊張をほぐすのに役立つのが、【B】労宮(ろうきゅう)のタッチング。手のひらの中央にある「労宮」というツボから、指先に向かって放射状にさすっては戻る動きをリズミカルに、少し強めの力で行いましょう。そのときに、リズムに合わせて体を揺らしながら「落ち着いて、落ち着いて」とつぶやくと、さらに効果的です。
【A】上腕のタッチング
(1) 手の甲にもう片方の手のひらを乗せる
(2) 手首からひじに向かって一定のリズムでゆっくりさする
(3) ひじからまた手首に戻ったら逆の手も同様に
【B】労宮のタッチング
(1) 手のひらの中央(労宮)の位置に親指を置く
(2) 人差し指、中指、薬指、小指、親指の順で放射状にさする。反対の手も同様に
アロマを使って効果アップ
香りの力を借りると、タッチングの効果がさらに高まります。
おすすめは、ラベンダーやオレンジのアロマオイル。緊張をほぐす効能があるので、夜に焚くといいでしょう。
朝はグレープフルーツのアロマを焚くと、脳が活性化して寝起きに感じるだるさが解消されます
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