イライラを静めたい
脳の興奮状態を抑えて冷静になる
イライラや怒りが抑えきれないときに効果的なのが、【C】丹田(たんでん)のタッチングです。丹田は、おへその少し下あたりにある、全身のエネルギーが集まるツボ。そこに手を当て意識を集中させると、下半身が安定して安心感を得られるのです。イラッとしたら、丹田に手を当てて3秒間大きく息を吸い、3秒間吐く。怒りのピークはだいたい6秒だと言われていますから、それを乗り切って冷静さを取り戻すのに役立ちます。
気持ちが昂っているときに効果的なのが、【D】耳回りのタッチング。両耳の下には、顔の感覚を脳に伝える「三叉(さんさ)神経」と、表情筋を司る「顔面神経」が枝分かれするポイントがあるのですが、ここをほぐすと脳の興奮状態を抑えられます。表情が柔らかくなるという嬉しい効果も。
【C】丹田のタッチング
(1) 両手を丹田(おへそから約5センチ下)の上で重ねる
(2) 3秒間深く息を吸って、3秒間深く吐く
【D】耳回りのタッチング
(1) 両手の人差し指と中指で両耳をはさむ
(2) 小さく円を描くように、ゆっくりしたリズムで耳をさする
(3) あごを手のひらで優しく包み込むのも効果的