「予防接種は絶対受けや!」と強く勧めています

帯状疱疹のことは、私も自分がかかるまでは知らなかったことばかり。今回の経験を通じていろいろ調べてわかったことを紙芝居にして持ち歩いています。なぜなら会う人会う人、聞きたがるから。私も同じ思いをする人を一人でも減らしたいので、紙芝居で説明してるんです。

たとえば、帯状疱疹は水疱瘡の菌なので、水疱瘡に罹ったことのある人なら誰でも罹る可能性がある。日本では今、3人に1人がなると言われているそうです。でも、発症して72時間以内に薬を飲めば軽くすむのだそう。おかしいと思ったらすぐに医者に診てもらうべきなのに、私の場合は診断までに時間がかかり過ぎたんですね。「おたふく風邪かも」「虫歯かな」と素人考えで余計なことを言ったために、診断の邪魔をしてしまったかも。症状だけを伝えるべきだったのです。

それから、これはあまり知られていないと思いますが、50歳以上の人を対象にした帯状疱疹の予防接種があるんですよ。同期の浜ちゃん(ダウンタウン・浜田雅功さん)や雅(トミーズ)は家族ぐるみで仲良くしてるので「予防接種は絶対受けや!」と強く勧めました。すぐに夫婦で受けてましたよ。

 

見た目ではわからないつらさもある

私は若い頃から何事も「無駄」が大嫌い。時間やお金はもちろん、自分の経験も無駄にしたくないんです。買い物は友だちとまとめ買いして分けたり、お得な情報を交換しあったり。お得に買うだけじゃなくて、まだ使えるもの、食べられるものを捨てるのも嫌いで、お弁当についてる醤油は子どもたちのお弁当用にして、自分はテレビ局の食堂の醤油を使ったり。ケチやないですよ。節約家と呼んでください!

でも病気の治療に関するお金はケチりませんでした。顔のブツブツや耳をちゃんと治すことは、私にとっては「仕事」でもあります。健康でなければ大好きなお金も稼げないし、使えませんもん。だからできることはすべてやりました。シャネルのスーツが何着も買えるぐらいはかかりましたね。