イラスト:山口哲司
私たちの身のまわりには、数字が溢れています。5万人以上の統計データに基づいて生まれた「数意学」は、数字を上手に活用して運気を上げる風水。さっそく生活に取り入れて、幸せな一年を過ごしましょう(構成=武香織 イラスト=山口哲司)

行動を起こすために数字を活用する

私はこれまで琉球風水を学び、多くの方の姓名判断を行ってきました。そのなかで、「名前の画数はいいのに、たびたび不運に見舞われる人が存在するのは、どうしてだろう?」という疑問を抱くようになったのです。調べるうちに、身のまわりの数字が強いエネルギーを持ち、それぞれ「吉数」と「凶数」があることがわかってきました。

そこで、相談に来られる方に、携帯電話の番号やキャッシュカードの暗証番号など、変更のきく身のまわりの数字を吉数に変えてもらいました。するとみなさんの運気が上昇。その後、5万人を超えるデータを集めて統計をとった結果、自分が使う数字にはそれぞれ意味があり、その人の生き方や運命にまでかかわることが明確になりました。

そうした数字のパワーを正しく知り、上手に活用して運気を高めていきましょう、という占術こそが「数意学」です。

数意学で一番大切なのは、風水の基本的な考え方と同じく、「行動を起こす」こと。風水で重視される行動といえば掃除ですが、億劫さが先立ち、重い腰を上げられずにいる方は少なくないでしょう。でも、数意学は「自分を変えよう」と気持ちを切り替えて、身のまわりの数字を変更するだけ。とてもシンプルですよね。

変更する対象は、固定電話の番号、クレジットカードやパソコンの暗証番号、車のナンバーなど固有で使う数字ならなんでもOKですが、なかでも最も強く影響を及ぼすのが携帯電話の番号です。

数意学では、電波を「気」ととらえます。とくに携帯電話は、気を通じて通話やメールといった手段で相手に数字の持つエネルギーを届け、相手の心や体をも動かしてしまうアイテム。何より、今や誰もが肌身離さず持ち歩くほどの必需品なので、そこから生じるパワーは絶大です。

そして、携帯電話の番号を変えると、契約変更の手続きはもちろん、仕事先や友人への連絡、カード会社への届け出など、面倒な作業もついてきます。だからこそ、パワーが上積みされるというメリットがあるのです。