〈2〉学びを仕事に活かす! 〜ニチイ学館〜

介護・医療に特化した教育講座を運営

学んで得た知識を仕事につなげたいと思ったとき、50代以降の女性にはどのような資格取得が有効なのか。介護・医療に特化した教育講座を運営する「ニチイ学館」の教育指導部・上杉順子さんは、「介護や医療は、どんな状況にあっても必要不可欠な職種です。特に介護職は、主婦として培ってきた経験を役立てることができる分野だと思います」と話す。

受講者は95%が女性で、主婦から会社員、パートまで立場はさまざま。下は20代から上は80代と、年齢層も幅広い。

学習期間を無料で延長できる制度も

基本の講座は表にある3つ。介護では「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」、医療では「医療事務講座」「医療事務講座 速修 病院受付」がある。

「ニチイ学館の強みは就業に直結しているところ。受講中からの就業相談にはじまり、修了後は約1800ヵ所あるニチイ学館の介護事業所や、契約している約8000件の医療機関(病院、診療所、自治体など)への就業サポートが受けられます。このように、学んだ先の未来が想像できることは、勉強をしていくうえでとても大事なことではないでしょうか。特に50代くらいの方は、資格をとって仕事へ確実につなげたい、という高い就業意識をもっています」(上杉さん)

学習方法は、通学と通信コースの2種類。共に担任制で、学習期間は各講座で設定されている。また通信コースは、家事や仕事で忙しい人、久しぶりに勉強をはじめる人のために学習期間を無料で延長できる制度がある。