老後資金の不安が募る50代の家計簿診断を、家計再生コンサルタントのファイナンシャルプランナー、横山光昭さんが行います。今回は、高齢出産で子どもを授かった家庭の家計簿。夫はすでに60代、なのに子どもはまだ小学校低学年。否が応でも老後が気になります……。
娘がまだ6歳。これからの学費が心配です
高齢出産をしたCさん
家族構成
本人50歳(WEBライター)、 夫64歳(会社経営)、
娘6歳(小学1年)
手取り世帯月収 25万円
手取り世帯年収 300万円
貯蓄 300万円
Cさんのお金の悩み
夫が今年64歳に。小さな会社で収入も不安定。今後家族3人で生活していけるか不安です。さらに、夫が亡くなったら、私ひとりで子どもを養っていかなければなりません。この先、どのように働くのがよいでしょうか
子どもの大学受験までが勝負!しっかり貯蓄を
Bさん宅は、世帯年収が300万円ですが、かなりしっかり節約をしているので、支出に関しては問題ありません。持ち家で、住居費が管理費のみなのも、家計に余裕ができる要因です。
しかし、ご主人が64歳でお子さんがまだ6歳ということは、ご主人に万が一のことがあったとき、教育費や生活費が心配ですね。ですので、生命保険には加入しておいた方が良いと思います。
その分支出は増えますが、それでも月7万2700円の貯蓄が可能です。年間で約87万円になります。