田丸弥「花供曽」
インパクトある名前の
甘いあられは
涅槃会にちなんだ
由緒あるみやこの銘菓
旧暦二月十五日は、お釈迦さまがお亡くなりになった涅槃会。修行ののち、菩提樹の下で悟りをひらかれたお釈迦さまは、仏の教えを広め、八十歳で、沙羅の林で眠るように入滅されました。
日本の各寺でも二月から三月に法要がありますが、左京区にある天台宗の寺、真如堂では新暦の三月十五日が涅槃会。そして三月中は参拝客にこの「花供曽(はなくそ)」を授与しています。一風変わった名前は、仏さまへの供物を意味する「花供御(はなくご)」に由来するとのこと。
もともとは正月の鏡餅をあられにし黒砂糖を絡めた菓子で、今では涅槃会のために田丸弥が真如堂に納めています。お寺の了解を得て、店でも少し販売していましたが、訪れる人の要望に応え、一年を通して店頭に並ぶようになりました。
あられの香ばしさと黒糖の甘みが口に広がる優しい味が特徴。春の一日、仏さまにまつわる菓子でほっこりと一服するもまた良しです。
田丸弥
京都市北区紫竹東高縄町5
☎075・491・7371
営業時間:8時半〜16時
日曜・祝日休(年末年始ほか)
花供曽1袋400円(税別)
取り寄せ可
販売期間:通年
そのほかの京都市内での取扱店:田丸弥堀川店、
八坂神社御旅所売店四条センターOTABI
☎075・491・7371
営業時間:8時半〜16時
日曜・祝日休(年末年始ほか)
花供曽1袋400円(税別)
取り寄せ可
販売期間:通年
そのほかの京都市内での取扱店:田丸弥堀川店、
八坂神社御旅所売店四条センターOTABI