歯磨きと歯科検診で口の中を健康に

 舌先の位置をチェックしよう
舌先が上の歯の付け根あたりにある
舌先が前歯の裏側に当たっている
舌先がどこにも触れていない

普段、自分の舌先がどこにあるかを意識している人はいないでしょう。しかし、舌先の位置と歯周病とは深い関係があるそう。

「舌先の置き場所が間違っていると舌根が気道を狭めるため口呼吸になりやすい。すると、口の中が乾燥して、歯周病菌や虫歯菌などの口腔内細菌が増えてしまうのです」(長谷川先生。以下同)まずは自分の舌先がどこに当たっているかチェックを。間違っている場合は、常に正しい位置に舌を置くことを意識しましょう。

 歯磨きは1回15分を目指す

「プラークは24時間で歯石化します。1日1回は丁寧に歯磨きをして、歯石化を防ぎましょう」

プラークを落とすには、歯1本につき歯ブラシを5~10ミリ程度の幅で小刻みに動かし、20~30回ブラッシングを。これをすべての歯で行うと、10 ~15分かかります。現在の歯磨きの所要時間が5分未満という人は、まずは5分を目指して。また、1日の歯磨きの回数が1~2回の人は3回に増やしましょう。

 

 両手で、斜め45度磨きを

「歯磨きが習慣化できていても歯周病になるのは、磨き残しがあるから。利き手で磨いた後、反対の手で再度磨いてください。持ち手を替えることで、歯ブラシの歯に当たる角度が変わり、磨き残しを減らせます」

歯の根元の歯周ポケットに入り込んでいる歯周病菌をかき出すために、歯ブラシの毛先は斜め45度の角度で当てましょう。