4 歯間ケアは必須

「歯ブラシでどんなに丁寧に磨いても、歯と歯の間のプラークは残ってしまいます。歯間ブラシやデンタルフロスでのケアも必ず行ってください」

歯間ブラシを使う際は、歯と歯の間にブラシをしっかり差し込んでから、2~3回小さく上下させます。その後、歯間の底でブラシを一度ぐるりと回転させて、プラークをからめ取りましょう。

 

5 ガムを噛んで唾液を分泌

「口臭の原因となる口腔内細菌を付着させないよう、ガムを噛んで唾液を分泌させましょう」

毎食後に1粒、左右交互に場所を変えながら5分以上噛みます。虫歯予防にキシリトールやリカルデントなどが含まれているタイプを選ぶとよいでしょう。認知症が進行している、あるいは嚥下機能が低下している場合は誤飲の恐れがあるためおすすめしません。

 

6 歯科の定期検診で予防を

 「どんなにケアしていても、磨き残しはあるもの。日頃の歯磨きが適切か確認するためにも、2~3ヵ月に一度、歯科医院でメンテナンスを受けることが大切です」

かかりつけの歯科医院がない人は、ある人に比べ平均1・44倍認知症になりやすいとの研究結果があるそう。歯科医院は「治療のため」から「予防のため」に通うところと認識を改めて。