【適当力・1】

「べき思考」をやめて他人の価値観を認める

世間の常識や自分のルールにこだわり、そこから外れることにストレスを感じてしまう考えグセの人がいます。正義感が強く真面目なのはいいことですが、「こうあるべき」「こうするべき」といった自分なりの価値観を押し通そうとして、相手の気持ちや周囲の状況とズレてしまいがち。それが新たなストレスを生み、悪循環に陥ってしまいます。

このタイプに必要なのは、「人は人、自分は自分」と切り離して考えられる適当力。たとえ家族であっても価値観が違うことを認め、相手がそこからズレても過剰に反応しない、期待や批判をしないことが大切です。

たとえば家族の行動に対して、前述したセルフトークで「◯△はこうあるべき、と思っている私がいる」と気づいたら、自分の価値観が狭いのではないかと疑うことから始めましょう。「人はそれぞれ。違う価値観の人もいるよね」と認めると、違う見方ができるようになります。

 

「べき思考」をやめてみよう!

「家でダラダラ過ごす夫が気になるけれど、
それなら私は外で友達とお茶でもしてきちゃおう」

家でダラダラ過ごす夫が気になるけれど、それなら私は外で友達とお茶でもしてきちゃおう