40歳の時、祖母の介護のために離職した工藤広伸さん。それから身内を次々と介護することになった経験を踏まえ、ブログや講演会を通じて最新情報やコツを発信してきました。その工藤さん、「遠距離介護では、見守りアイテムや行政のサービスなどを活用し、親の老後に振り回されない方法を模索するのが大切」と語ります。(構成=婦人公論編集部)

遠距離介護は、インターネット回線を引くことから

僕は40歳だった2013年に、認知症の祖母のダブル介護のため介護離職をしました。祖母は亡くなりましたが、現在も母の住む岩手県盛岡市と東京を行き来しながら、遠距離介護をしています。

最近は介護のインフラが整ってきているので、親の住まいに環境を用意すれば遠距離介護は可能です。

その場合、まず欠かせないのが、インターネット回線を引くこと。見守りカメラを設置すれば、スマートフォンやパソコンで親の様子を24時間確認できますし、家電も遠隔操作できるので、通う頻度をグンと減らせます。

ここで紹介するのは、実際に僕が使ってよかったと思う見守りアイテムです。行政のサービスなども併用しながら、親の老後に振り回されない方法を模索していきましょう。日ごろから《介護アンテナ》を立て、情報収集しておくことが、結果的に自分の生活を守ることにも繋がるのです。