イラスト:星野イクミ
母娘でも「性格の不一致」はあるのです! ともに暮らしてきたはずなのに、どうしてこうも違うのか。自分の至らなさに、ついついコンプレックスを抱いてしまう人も。山下さん(仮名、66歳)の場合、娘との同居がバトルの呼び水になったそうです。

私は目分量。娘は計量スプーンで

県外に住んでいた娘が夫の転勤にともない、故郷に帰ってきたのは5年前のこと。転勤族なので数年でまた転勤になるだろうからと、わが家に住むことになったのだ。この5年、私を悩ませているのは、娘の几帳面さとマイルールの多さだ。

結婚前の娘は真面目でキレイ好きではあったものの、どこにでもいる普通の子で、家のことにはそれほど関心がなかった。しかし今は一家に主婦が2人。二世帯住宅でもないので、数々の性格の不一致がバトルを生んでいる。

まず、娘と一緒に立つ台所。おおざっぱな私と、几帳面な娘との共同作業がうまくいくわけがない。私は目分量。娘は調味料を計量スプーンですりきりまできちんと量って作る。それだけなら、「お互い好きにやりましょう」と言えば済む話なのだが、私のおおざっぱな家事に、娘はぶつぶつ文句を言う。そのたびに、良妻賢母を絵に描いたような私の母を思い出し居心地が悪い。